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凡人、南アフリカへゆく!

新婚早々旦那、南アフリカへ転勤!長男生まれてハチャメチャ度アップの南ア生活・ライフハックブログ。

南アフリカには、本当に仕事がないのだろうか?

南アフリカ日記 南アフリカを知る
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南アフリカでの移動手段は、今のところ100%自動車を使っているのですが

街の至る所の交差点には、物乞いや露天商の人がたくさんいます。

その中で、なにやら文字を書いた段ボールを持った人も少なくありません。

 

その殆どが、アフリカーンス語と呼ばれるオランダ語から派生した言語なの

ですが偶然先日、英語で書かれたボードを持った人を見かけたのです。

 

ANY JOB ?

 

と、シンプルに書かれたその段ボールに強烈なインパクトを受けてしまった私。

 

 

 

路上で仕事を探さざるを得ない状況なのか?本当にこの国には仕事がないのか?

失業率が世界5位の高さであることはもちろん承知の上なのだけど、実態が

この国にきたばかりの私には、あまりにもわからないのです。

 

もっと知りたい・・・と思って日本語でわかる範囲でですが、この国の雇用に

ついて調べてみました。

 

 

まずは

そもそも、なぜ失業率が高いのか。

について調べてみました。

 

 

アパルトヘイトの余波が続く現実

 

撤廃されて尚続くアパルトヘイトの影響は非常に大きいことは間違いありません。

 

※ 複合的な理由かつ、今私が日本語の文献を手に出来る環境にいないためインターネット上の

専門分野の論文等私がわかるレベルのものを搔い摘んで、まとめる形にはなりますが…

 

・人種によっての労働環境差

・教育格差による、識字率や専門知識の差

・教育格差、所得格差による、教育レベルの世代間継承

 

といった、特に黒人の人たちが職業を獲得できないループの中にいることが

伺えます。

 

実際に、人種間での失業率の差は非常に大きいのです。

南アフリカ統計局(※1)が2014年に公開している調査結果によれば、

 

================

2014年時の人種別失業率

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

・黒人 :40%

・カラード(混血の人):28%

・インド人/アジア人 :18%

・白人:8%

================

 

このような人種間の隔たりはまだまだ溝を埋められない状況にあります。

 

 

雇用の需要と供給の不一致

 

とはいえアフリカ随一の新興国である南ア。

そうした環境下においても雇用が少ない理由として、求められるスキルに

届かない労働者層が数多く存在することが問題の1つとして挙げられるそう

なのです。

 

公益財団法人 国際通貨研究所より発行されている『南アフリカにみるアフリカ

資源国経済の課題』(※2)にはこのように記載されています。

 

南アフリカにはグローバル企業が多く存在す るが、これらの企業が労働集約的なビジネスモデルから知識集約的なビジネスモデルに 移行しているため、低スキル労働者の需要が減少している。さらに雇用吸収能力が高い とされる製造業の競争力が低下している点も大きい。

 

記されている状況下において、教育レベルが向上していない貧困層の労働力が

活かされる場が十分にないという現状がさらに高まっていると考えらるわけです。

 

 

移民や難民問題による低スキル労働者の増加

 

さらに、(2)の状況に拍車をかけているのが南アの移民や難民に関する

問題です。

 

今回は主にアパルトヘイト以降の状況 になりますが、

牧野久美子・佐藤千鶴子編『ポスト移行期南アフリカの社会変容』

(調査研究報告書 アジア経済研究所 2011 年) (※3) によると、

 

正規に入国した移民の数は 1990 年の 100 万人から 1996 年には 518 万人、そして 2008 年には 972 万人以上にまで 増加し、そのうち 740 万人がアフリカからの移民である。ただし、この移民は必ずし も移住が目的ではない南アフリカへの入国者(migrant)である。なお、同時期の南ア フリカへの正規移民(legal immigrant)を出身地域別に見ると、アフリカ出身者は 90 年代を通じて年間 2000 人以下、1990 年時点では正規移民の 11%であったが、2000 年 以降には倍増し、2004 年には年間 5000 人を超え、正規移民者の 48.9%に達している

 

アフリカ各国からの人口流入の増加は顕著です。

 

また、南アの場合鉱山労働者や農業を中心に契約移民労働という形で、

アパルトヘイト時代から非正規移民というカテゴリーを形成してレソト人や

モザンビーク人、ジンバブエ人などを雇用してきました。

 

アパルトヘイト以降はこうした雇用は国内の雇用拡大のために政策をしき

減少傾向にあるものの、隣国・周辺国からの南アフリカへの依存度が高い

現状は今尚続いているようです。

 

加えて、近年では経済破綻してしまったジンバブエからの難民をはじめ、

周辺国からの正規移民以外での入国者がいるのも事実です。

 

一方で白人の人口は減少傾向にあるので、人種ではなく人種間の教育格差を

反映する形で労働市場に求められるレベルとのギャップが埋まらない状況

にある・・・というところでしょうか。

 

南アだけでも問題を抱えているにも関わらず隣国関係による影響も大きい

というのは非常に厳しい現実に拍車をかけていますね。

 

 

まだまだ、雇用問題理解続けます!

ついつい長くなってしまいましたが、引き続きもっと色々勉強してまとめて

いきたいなと思います。久しぶりに真面目な文献を探したり、自分で文章

書いたりしたので頭が疲れました・・・

稚拙な文章にお付き合い頂きありがとうございます。

 

今後は、

貧困層はどこにいるのか、現在の南アフリカの雇用政策 等も調べてみようと

思っています。そして文章もレベルアップできるようがんばります^^

 

ではでは^^

 

 

今回の参考資料

(※1)

『Employment,unemployment,skills and economic growth』

Statistics South Africa/2014年

http://www.statssa.gov.za/presentation/Stats%20SA%20presentation%20on%20skills%20and%20unemployment_16%20September.pdf

 

(※2)

『南アフリカにみるアフリカ資源国経済の課題~雇用の拡大と所得格差の縮小をいかに実現するか~』

公益財団法人 国際通貨研究所 経済調査部 研究員 井上 裕介 著/2014年

http://www.iima.or.jp/Docs/newsletter/2014/NL2014No_38_j.pdf

 

(※3)『ポスト移行期南アフリカの社会変容』調査研究報告書 アジア経済研究所

牧野久美子・佐藤千鶴子編、網中 昭世著(第7章)/2011 年 

http://www.ide.go.jp/Japanese/Publish/Download/Report/2010/pdf/2010_416_07.pdf

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